アイゴの釣り方・仕掛け

アイゴの釣り方・仕掛け

アイゴってどんな魚?

アイゴはスズキ目アイゴ科に属する魚の一種。特徴は鰭(ヒレ)の棘に毒があり、刺さると非常に痛いので取り込みには注意が必要なちょっと危険な魚として有名。

でも、しっかり下処理をして調理すると美味しい白身魚です。ソテーや塩焼き煮付けなどにすると美味しいです。ただし、内蔵は強烈に磯臭く、キッチンに持ち込むのはおすすめできません。2、3日家の中が磯臭いなんてんこともあります。なので、私は釣れたら必ず現場で内蔵を処理して持ち帰ります。

釣れる季節・地域・フィールド

アイゴは比較的温かい海を好みます。東北地方でも釣れるということを聞いたことがありますが、私は都北地方では釣れたことがないので、やはり関東以南がメインとなるでしょう。私のメインフィールドの伊豆地方ではメジナ(グレ)釣りの外道として良く釣れます。釣れる季節は、夏〜秋が最盛期です。

釣り方・仕掛け

アイゴ仕掛け 立ちウキ仕掛け

立ちウキ仕掛け

立ちウキ仕掛けは主に堤防内などの穏やかな水面でアイゴを狙う時に最適な釣り方です。小さなアタリを感じやすいのが特徴です。
コマセを撒き、そのコマセに同調させるように刺し餌を投入し、立ちウキでアタリを待ちます。

竿

竿は磯竿の1号から1.5号のもので長さは4.2m〜5.3mのものが良いでしょう。

リール

リールは小型のスピニングリールを使用します。2号〜3号の道糸100m〜150m程度巻けるものを用意してください。

魚とのスリルあるやり取りがたまらないレバーブレーキ付きのリールを使用してもいいですが、初心者の方は普通のドラグ式のスピニングリールで十分です。そのかわり、ドラグの調整は必ずしておきましょう。大物がかかった瞬間プツンッとならないように。

ウキ

立ちウキ仕掛けですから、棒状のウキを使用します。3B〜4B程度のもので、感度を良くするため出来るだけスリムで細長い自立ウキを使用します。自立ウキとは、ウキの下部におもりが内蔵されていて、それだけでしっかり立ち上がるウキのこと言います。

アイゴは、一気にウキを沈めることもありますが、ゆらゆらしていたウキが少し沈み押さえ込まれるようなアタリをよくします。そのため、棒ウキがその変化を感じ取りやすいのです。

その他小物関係

がん玉

アイゴはメジナの習性とは少し違い、コマセの煙幕が無くなりさし餌がポツンと残った状態で食ってくることが多いのです。メジナのようにしっかり潮にのせてフワフワと漂わせるよりも、ウキから針までビシっと垂直状態の方が釣果が良いような気がします。なので、ガン玉を連打して針を垂直に保ち当たりが出やすいように調整します。ウキに合わせてがん玉の数や重さを調整してください。

針は、グレ針の7号から9号で良いでしょう。あまり小さすぎると飲まれてしまいただでさえ触ると危険なアイゴなので、飲まれた時はとても苦労します。その日の魚の活性を見て、出来る限り大きめの針を使用しましょう。

ハリス

ハリスは1.5号〜2号のフロロカーボンがおすすめです。

ゴム管

ゴム管の役目は、ウキとハリスのからみを防止するためです。つま楊枝などで固定しましょう。からまんぼうなどの市販の道具も売っていますのでもちろんそれを利用してもOKです。

コマセはメジナ用またはクロダイ用の配合餌にオキアミを混ぜて作ります。コマセが切れることのないよう釣る時間を計算して用意しましょう。ちなみに私の場合は、オキアミ4kgに配合餌1袋が1日分です。
刺し餌は、スタンダードなのがオキアミですが、アイゴは雑食性のため様々な餌が利用できます。炊いた麦や酒粕、サナギ、食パンの耳などでも釣れます。

円錐ウキ仕掛け

アイゴ釣り仕掛け フカセ
円錐ウキ仕掛けは、磯場でアイゴを狙う時の仕掛けです。磯場で立ちウキを使用することも可能ではありますが、足場が悪かったり風が強かったりした場合、どうしても操作性に欠けます。手返しよくコントロールの効く円錐ウキ仕掛けが磯場では有利になります。釣り方は、同じくコマセを撒きそれに同調させるように刺し餌を流し、アタリを待ちます。

竿

竿は、1.5号〜2号の4.3m〜5.3mの磯竿を使用します。立ちウキ仕掛けよりも強い竿を使用する理由は、大物がかかった際に根に入り込まれてしまわないよう、多少強引なやり取りができるようにするためです。

リール

リールは立ちウキ仕掛けと同じでかまいませんが、磯場の場合ラインの根ズレの恐れがるため若干太めの道糸を巻いておくといいでしょう。2号から4号程度がおすすめです。

ウキ

ウキは3B程度の円錐ウキを使用します。ここでメジナ(グレ)釣り師の場合、いや0号でしょう。いやいや、00号でしょう・・・と、思うかも知れませんがあくまでアイゴ釣りです。アイゴの場合、これくらいがベストなのです。

ハリス

ハリスは根ズレ防止で立ちウキ仕掛けよりも太く、2号〜3号のフロロカーボンがオススメです。

タナ

釣れる棚はその日によって違いますが、ウキ下3mくらいからはじめ釣れなければ上下させながらアタリのでる棚を探っていきましょう。わからない時は釣れている人の棚を教えてもらうか、見て盗むことです。

その他の餌や小物関係は立ちウキ仕掛けと同じです。

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