イサキの釣り方/仕掛け
イサキってどんな魚?
イサキはスズキ目イサキ科に属する海水魚です。東北地方以南の日本各地に生息しています。幼魚の頃は茶色と白の縞模様がイノシシの子供のウリボウに似ていることから幼魚をウリボウと呼ばれて親しまれています。食味は非常に良く、刺身、塩焼、フライ、天ぷら、マリネなどどんな料理でも美味しくいただけます。
釣れる季節・地域・フィールド
イサキの釣れる最盛期は4月から7月中旬くらいまでです。夏場でも夜釣りなら狙えますが一番釣りやすく食べて美味しいのは6月くらいがベストでしょう。イサキの好む場所は水深20m〜60mの岩礁帯が絡む場所。イサキ専門の船で狙うもよし、潮通しの良い場所であれば磯からでも狙えます。
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釣り方・仕掛け
イサキは船釣りと岸釣りでそれぞれ仕掛けは異なります。
まずは、岸釣りからご紹介します。
イサキのフカセ釣り
イサキのフカセ釣りは、メジナのフカセ釣りのそれとほぼ同じですが、やや水深を深めに取るのがコツです。透き通った水で海底が見える場所で釣っていると分かるのですが、イサキは海底に落ちたエサをついばんでいる様子をよく目撃します。
コマセを撒くと海面には小魚がドバッと集まるのですが、イサキは大人しく海底付近でゆったりとエサを食べています。なので、少し沈ませる仕掛け作りがイサキを釣るポイントになってきます。
まずは、コマセでイサキのお食事スイッチをしっかり入れ魚を集めることが大切です。いきなり、釣り糸を垂らすのも良いですが活性の低い場合はコマセの量が釣果に比例することがあります。ちょろっと撒いて「今日は魚がいないなぁ」と諦める前にしっかり魚を寄せましょう。
竿
竿は4.2m〜5.3m程度の磯竿を使用します。1.5号から2号がよいでしょう。
リール
リールは3号の道糸を150m程度巻けるものが良いでしょう。
ウキ・オモリ
ウキはメジナのフカセと同じく円錐ウキを使用しますが、深タナを直撃させるために1号〜2号のウキは持っていたほうが無難です。その日の活性やえさ取りの状態を見ながらウキは交換してください。オモリはそのウキに適合した重さのものを使用してください。
ハリとハリス
針はチヌ針やグレ針を使用します。ハリスは2号〜3号です。
エサ
コマセは解凍したオキアミブロックに沈みの良い集魚材を混ぜて作ってください。イサキ用の集魚材も売っていますのでお好みでお選びください。付けエサはオキアミを腹掛けで使用します。
イサキの沖釣り仕掛け
イサキの沖釣りの仕掛けは、特段難しい仕掛けではなく誰にでも簡単にできます。船長さんの指示棚を守ってさえいれば、大漁も夢ではありません。
竿
舟竿の30号〜50号で、2.1m〜2.4mの七三調子のものが良いでしょう。
リール
リールはPEライン4号を150m程度巻ける中型の両軸リール。
テンビン
40cmの片テンビン
カゴ(ビシ)
アンドンビシの60号〜80号
針、ハリス
3本針を使用しますが、イサキ用の仕掛けは各メーカーから多数販売されていますのでそれを利用することをここではおすすめします。
エサ
ビシの中に入れるエサはアミかオキアミ。ミックスさせるのも良いでしょう。刺しエサはオキアミかイカタンです。
釣り方
船長さんの指示棚より2、3m下まで落とし、そこからコマセを出すために大きくしゃくり、2.3m巻きます。そこでアタリが無ければそこでまたコマセを出し、さらに2.3m巻く・・・その繰り返しです。うまく群れに当たれば、追い食いをさせて3本の針に全てイサキを掛けることも。
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